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ULシステム小委、農産物のユニットロード化へ課題共有

2018年6月20日 (水)
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ロジスティクス日本物流団体連合会(物流連)は20日、今年度1回目のユニットロードシステム検討小委員会を全日通霞が関ビル(東京都千代田区)で19日に開催したと発表した。

この小委員会では、トラック運転手不足問題への対応策として「ユニットロードの推進」をテーマに、手荷役作業の実態調査アンケートを実施し、2016年9月にその結果を「トラック幹線輸送における手荷役実態アンケート調査報告書」として公表するなどの活動を行ってきた。

今回の小委員会では、農産物の物流効率化を推進することを目指す農林水産省・経済産業省・国土交通省による「農産品物流対策関係省庁連絡会議」の第6回会合が3月20日に開催され、傘下のパレット部会による「農産物の産地から消費地まで一貫したパレチゼーションの実現方策の案」と推進協議会設立が発表されたことを受け、関係施策の進捗状況、パレット部会報告書の内容などについて事務局から説明が行われた。

このほか、各委員から農産物のユニットロード化について、特に卸売市場での商慣習の課題についての指摘や、パレチゼーションでのRFID活用の現状と期待についての発言があった。

増井忠幸氏座長は、ユニットロード化の必要性を原点に立ち返り見直し、「現状に即した長期的視点に基き、官民全体で物流業界の改革に取り組んでいく重要性」が説明され、今後も本小委員会の活動を継続し、ユニットロード化による物流全体の効率化促進に向けて引き続き取り組んでいくことが確認された。

▲(写真中央)増井座長