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センコーGHD、AI・ロボット開発会社立ち上げ

2018年7月13日 (金)

ロジスティクスセンコーグループホールディングスは、AIやロボットなどの次世代技術の開発やシステム販売などを手がける新会社「イノバテックスタジオ」を17日に設立する。拠点は東京都江東区に置く。

中核事業会社のセンコーが一部の事業所でアームロボットや無人搬送機など、物流センターの省人化・機械化につながる設備を導入しているが、この動きを加速し、AIを活用した業務の自動化・効率化の研究開発を本格化させるため、4月に設置した「AI化プロジェクト」と「ロボティクスプロジェクト」の技術開発部門を法人化するもの。

具体的には、トラックの運行効率を高める自動配車システム、倉庫内のセキュリティーを強化する顔認証システム、コールセンター業務などの問い合わせを自動で対応するチャットボットなどのシステム開発に取り組む。開発したシステムはグループ以外の企業にも販売し、アプリ開発も並行させる。

イノバテックスタジオの社名は、革新(イノベーション)と技術(テクノロジー)を組み合わせた造語の「イノバテック」に、創造的なプロフェッショナルが集い、新たな価値を生む場所にしたいとの意味を込めた「スタジオ」を合わせた。

AIの知見を持つ社員や大手インターネット関連企業の社員など、国内外から広く集め、国籍を問わず優秀な人材を確保して次世代技術の創出を進める考え。