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岡村製作所・新日鉄、津波直撃の停止工場が再開

2012年5月17日 (木)

拠点・施設岡村製作所と新日本製鉄は17日、両社の共同出資会社で、東日本大震災で生産を停止していたエヌエスオカムラ(岩手県釜石市)が、新日鉄釜石製鉄所構内で操業を再開すると発表した。

 

事務用鋼製家具製造事業を手掛けるエヌエスオカムラは、東日本大震災で津波の直撃を受け工場建屋や生産設備の大半を失い、生産停止を余儀なくされていた。岡村製作所と新日鉄は供給力の確保のため、昨年8月に新工場を設置することを正式決定し、操業再開に向けた準備を進めていた。

 

新工場は被災した旧工場とは別の新日鉄釜石製鉄所構内に設置、現在は機械設備の試運転と量産準備中で、22日の開業式典を経て本格的な生産に入る。

 

■新工場の概要
所在地:岩手県釜石市鈴子町23番15号(新日鉄釜石製鉄所構内)
売上高:24億円(2012年度見込み)
敷地面積:2万2048平方メートル
延床面積:1万2212平方メートル
事業内容:物流システムラック製品、デスクシステム製品の製造、販売
設備投資額:25億円
出資構成:岡村製作所45.5%、新日鉄44.5%、関西岡村製作所10%