ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

岡村製作所、中国に変速機製造の合弁会社

2013年1月29日 (火)

拠点・施設岡村製作所は28日、中国のフォークリフト製造会社「杭叉集団」(杭州フォークリフト)、フォークリフト用ミッション製造会社「紹興金道歯輪箱」(紹興ギア)の2社と、産業車両用流体変速機の製造・販売を行う合弁会社「杭州岡村伝動」(杭州オカムラ)を設立すると発表した。

合弁会社は、浙江省杭州市に拠点を置く杭州フォークリフト構内の建屋を賃借して工場を新設、ことし後半から操業を開始する。

同社の流体変速機事業の主要顧客である国内フォークリフトメーカーが中国生産へシフトしており、中国向け製品供給のスピードアップとコストダウンが急務となっていた。また、中国フォークリフトメーカー向けの販売が好調に推移し、今後の需要拡大に向けた供給力の確保が課題となっていた。

このため同社は、中国国内で流体変速機事業の部品調達、製造、販売を検討し、3社による新会社の設立に至ったもの。製品開発は、これまで通り岡村製作所で行い、合弁会社へ技術支援を行う。

合弁会社の出資比率は、岡村製作所65%、杭州フォークリフト25%、紹興ギア10%とし、初年度10億円、2015年度21億円の売上を目指す。工場は延床面積9570平方メートル。