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フェデックス、ビジネスアイデアコンテスト日本大会開催

2018年7月17日 (火)

▲インターナショナル・トレード・チャレンジ参加者とボランティアのフェデックス従業員

空白

イベントフェデックスエクスプレス(東京都江東区)は17日、若者の社会適応力を育成する公益社団法人ジュニア・アチーブメント日本と、ビジネスアイデアコンテスト「フェデックス/ジュニア・アチーブメント インターナショナル・トレード・チャレンジ2018」の国内大会を、16日に開催したと発表した。

大会の開催は、ことしで12年目。国内予選を勝ち抜いた上位3チームは、日本代表としてアジア太平洋地域の9か国、日本、韓国、中国、香港、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、オーストラリアから54人が参加するシンガポールでの国際大会に参加する。国際大会では、国内大会までのペアではなく、くじ引きにより他国からの参加者と新たにペアを組んでコンテストに挑む。

「パプアニューギニアにおけるアウトドア製品の新規参入戦略」を課題に、ことしは34チーム(1チーム2人)、計68人の応募のうち、書類選考を通過した7チームが審査員の前で、ビジネスアイデアのプレゼンテーションを行った。

審査の結果、国内予選を勝ち抜いたのは、加藤学園暁秀高等学校の早川さくらさん、植田尚弘さんチーム、同じく加藤学園暁秀高校の奥村瑛仁さん、藁科慶伍さんチーム、本郷高等学校の西山知樹さん、佐々木健太さんチーム――の3チーム。

早川さん、植田さんチームは、日本で開発された蚊を寄せ付けない繊維と、パプアニューギニアの伝統的な織物の技術を組み合わせた蚊よけ効果があるブランケット、奥村さん、藁科さんチームはパプアニューギニアで生産される原料を使用したサプリメント、西山さん、佐々木さんチームはパプアニューギニアの電力問題を解消する持ち運び可能な太陽発電シートをそれぞれ提案した。

3チームは日本代表として8月12日から16日にシンガポールで開催される国際大会に参加する。

参加した学生は、この大会を通して世界の貿易、製品の流通、販売が市場環境でどのような役割を果たすのかを実際に体験しながら学ぶ。チームワークに加え、ビジネスの場でのリスク評価の基礎や、分析能力も身につける。フェデックスの従業員はボランティアとして、学生の相談やビジネスプランの開発を指導した。