財務・人事日本通運が7月31日に発表した第1四半期(4-6月期)決算は、すべての部門で増収、日本セグメントなど多くの部門で増益と好調な滑り出しとなった。
売上高は、主力のロジスティクス部門が8.7%増の4092億円となり、特に欧州セグメントで32.9%、南アジア・オセアニアセグメントで12.3%の高い伸びを示した。
営業利益は欧州セグメントが30.5%減と振るわなかったものの、日本セグメントが19.9%増となるなどけん引し、ロジ部門全体では15.2%となった。警備輸送セグメントは、人件費や燃油費の上昇を受けて50.2%の減益。
9月中間期は上期業績として初の売上1兆円台(1兆100億円、前年同期比5.6%増)、営業利益330億円(2.4%増)、通期は売上高2兆800億円(4.2%増)、営業利益770億円(9.6%増)を見込む。
■2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 516,269 | 8.7% | |
営業利益 | 17,010 | 11.6% | 3.3% |
経常利益 | 18,336 | 8.3% | 3.6% |
純利益 | 10,499 | -5.3% | 2.0% |