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サントリー、コンテナラウンドユース拡大

2018年8月1日 (水)

フードサントリーホールディングスは1日、原材料の輸入用コンテナを効率的に利用するコンテナラウンドユース(CRU)の取り組みを拡大すると発表した。4月に茨城港を経由するコンテナではじめたことに続き、8月から東京港を経由するコンテナでも開始する。

CRUは、輸入にコンテナを利用する企業と輸出にコンテナを利用する企業が協力し、コンテナの輸送を効率化する仕組み。これまで同社は、原材料の入ったコンテナを港から工場に運び、空の状態になったコンテナを港に返却していた。一方、輸出にコンテナを利用する企業は、港で空のコンテナを引き取る必要があった。CRUでは、同社工場と協力企業の工場の近くに設置されたコンテナの仮置き拠点(インランドデポ)で、空のコンテナを受け渡す。

4月に開始した茨城港を経由するコンテナでの取り組みは、サントリー群馬・利根川ブルワリー(群馬県千代田町)が麦芽の輸入に使ったコンテナを、建設機械などを輸出している小松製作所にインランドデポで引き渡している。今回は、東京港を経由するコンテナについて、小松製作所など複数の企業に引き渡す。