ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

井本商運、コンテナ船「ながら」機関長が論文賞

2018年8月2日 (木)

認証・表彰井本商運(神戸市中央区)は1日、山縣記念財団が海事交通文化の研究・普及・発展の貢献者を顕彰するために設けている「山縣勝見賞」で、同社の670TEU型コンテナ専用船「ながら」の機関長である畑本郁彦氏が「論文賞」を受賞したと発表した。

▲贈呈式の様子(左から1人目:谷川夏樹氏、右から2人目畑本郁彦氏)

受賞した論文は 「内航船の安全管理体制構築に関する研究」で、内航船の安全管理体制に必要な施策を「具体的で分かりやすく明らかにしている点」が評価された。畑本氏は、同社初の670TEU型内航コンテナ「なとり」の機関長を務めた後、同型船である「ながら」の艤装監督を経て、現在は同船の機関長を務めている

また、同社オリジナルカレンダーの絵画を描いている画家の谷川夏樹氏が「特別賞」を受賞した。谷川氏は、世界を旅する独自のキャラクター「コンテナくん」をテーマに作家活動を行っている。著書に「コンテナくん」のほか、「かもつせんのいちにち」などがあり、2017年以降は同社オリジナルカレンダーの作者を務めている。

絵本のモチーフとして船を取り上げ、内航船の役割や深刻な船員不足を知り、内航海運の存在を広めようという意識で小学生や未就学児童に船や海運に親しんでもらうための絵本を出版している点が評価され。

山縣勝見賞は、2008年に設立者の名前を冠して創設されたもので、海運を中心とする海事交通文化の研究や普及発展の貢献者を顕彰し、その研究成果(著作・論文)や業績を対象として表彰する制度。