井本商運(神戸市中央区)は20日、京浜-北海道航路に新規投入した600TEU積み内航コンテナ専用船「なとり」が、苫小牧港に続き、同日に苫仙台塩竈港に初入港したと発表した。
なとりは、2015年12月にコンテナ船としては世界初の球状船首を採用した、600TEU積み内航コンテナ船。船名は、仙台市太白区に源を発し、仙台市と名取市の市境として太平洋にそそぐ1級河川「名取川」に由来。7月の2番船「ながら」の竣工をもって、2年半余りの京浜-阪神-北部九州航路の就航を一旦終え、北海道・東北航路に就航することにより、里帰りを果たすこととなった。