イベントフューチャーは21日、同社が運営するフューチャーイノベーション フォーラム(FIF)が佐川急便の協力のもと、2日に佐川急便東京本社で小学生を対象とした職業体験プログラム「物流の最前線」を実施した、と発表した。
当日は抽選で選ばれた小学5、6年生18人が参加。国際物流の授業では台湾やタイの拠点とテレビ会議でつなぎ、現地の社員と交流して荷物の輸出入の流れを体感した。荷物の配達実習では、業務用スマートフォンで電子サインの受領や社内SNSでの配達完了報告を行ったほか、大型物流施設やさまざまなトラック、保冷施設の見学を通して物流の仕組みを学んだ。
プログラムの最後にはSGホールディングス会長で佐川急便の会長でもある栗和田栄一氏との質問会を行い、経営トップの考えに触れ、働くことや自分の将来について考えた。参加者からは「飛行機や動物も運べることに驚いた」「外国とのテレビ電話では緊張したけれど、外国からも温度管理に気をつけて荷物を運んでいることがわかって勉強になった」「電気で走るトラックや電子サインなど、環境に優しい取り組みをしていてすごいと思った」などの感想が寄せられた。
このプログラムは、社会のしくみや働くことについて考える「キャリア教育の場」として、FIFが企画・運営しているもので、ことしで11回目の開催となる。これまでに200人を超える子供たちを受け入れてきた。