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GLP、欧州物流不動産ファンドで4518億円資金調達

2018年8月21日 (火)

産業・一般GLPは21日、GLPは欧州物流不動産ファンド「GLPヨーロッパ・インカム・パートナーズI」、「GLPヨーロッパ・デベロップメント・パートナーズI」で40億米ドル(4518億円)の資金募集を完了したと発表した。

同ファンドには、北米、アジア、欧州、中東の政府系ファンド、年金基金、保険会社など長期運用資金を持つ機関投資家が参加している。

今回のファンド募集には、韓国の消防士の信用組合であるコリア・ファイア・オフィシャルズ・クレジット・ユニオン、カナダ・オンタリオ州公務員年金基金の不動産投資を受託するオックスフォード・プロパティーズ、同国ブリティッシュ・コロンビア州公共年金基金の不動産投資を担うクァドリアル・プロパティ・グループ、英国最大の企業年金の1つであるテスコ・ペンション・インベストメントが、GLPの新規投資家として出資をしている。

GLPの共同創業者で最高経営責任者であるミン・メイ氏は、「既存の長期投資家との関係強化を図る一方、新規投資家をGLPのファンド・マネジメント・プラットフォームに迎えることをうれしく思う。GLPのファンドに参加を望む機関投資家の投資意欲は引き続き旺盛で、欧州における次号ファンド組成も計画中だ」と述べた。

2017年12月、GLPは欧州マーケットの先進的物流施設とディストリビューション・パークのデベロッパーであるゲーズリー社の買収に際し、合計40億米ドル(34億ユーロ、4518億円)の新規ファンドを組成した。ゲーズリー社は、英国、ドイツ、フランス、オランダの戦略的物流マーケットを中心に160万平方メートルの稼働中のポートフォリオと140万平方メートルの建設可能用地を保有している。