調査・データNTTロジスコは29日、日本能率協会マネジメントセンター(東京都中央区)の在庫管理ソリューション導入事例を同日公開したと発表した。
日本能率協会マネジメントセンターでは、企業の人材育成支援事業、手帳事業、書籍出版事業の3つの事業を中心に展開している。以前は、数字に基づいた発注や在庫管理の基準が確立しておらず、教材開発担当者が開発から発注、在庫管理までの業務を縦割りで担当しており、大まかな予測に基づいて教材の印刷部数を決めていたという。
印刷物は、一度に多くの部数を印刷する方が単価が下がるためで、過剰発注で必要以上に在庫を抱えていたり、内容の改訂で出荷停止となった教材が廃棄されずに残っているといった問題があった。また、教材開発担当者は複数のコースを受け持ち極めて多忙なため、発注を見落としたり、予測以上に売れ行きが好調で商品を欠品させたりしてしまうケースもあった。
そこで、2012年9月にNTTロジスコが提供する在庫診断サービスを利用。その時に示された診断結果をきっかけに、在庫管理の改革に踏み切った。
事例では、NTTロジスコの在庫管理ソリューションを導入した背景とその後の効果を掲載。在庫高を25%削減できたこと、教材開発担当者がコア業務へ専念可能になったことなどを紹介している。
■事例詳細ページ
http://www.ntt-logisco.co.jp/case/inventory_jmam.html