ヤフオクが全国一律送料開始、最大71％安く

話題ヤフーは7日、同社が提供する「ヤフオク！」で、全国一律の送料で発送可能なサービスを10月16日から開始すると発表した。

出品時に送料を「出品者負担」にしたうえで、配送方法を特定の配送サービスに指定することで、一律の送料で発送できるようにする。通常料金との差額をヤフオクが負担することで、全国一律の送料を実現し、北海道や沖縄など遠方への発送が最大71％安くなる。

（出所：ヤフー）

これまでは、荷物を配送する発送元から届け先の地域、サイズ、重さごとに送料を決定していたが、変更後は送料負担の区分（出品者負担、落札者負担）ごとに送料を変更する。

出品者負担の場合、送料を全国一律料金とし、サイズ、重さごとに送料を決定する。落札者負担の場合は、荷物を配送する発送元から届け先の地域、サイズ、重さごとに送料を決める。また、送料を値上げする。

対象となるのは、「ヤフネコ！パック」（ネコポス、宅急便コンパクト、宅急便）、「ゆうパック」（おてがる版）、「ゆうパケット」（おてがる版）で、例えば、「北海道-沖縄間、120サイズ」を出品者負担でヤフネコ！パック（宅急便）を利用した場合、従来では3456円かかっていた送料が1000円になる。

出品者は全国一律の送料によって、同じ料金でどこの地域へも発送が可能となるため、落札後に落札者へ送料を連絡することなく、スムーズに取引を進めることができる。落札者は送料を気にすることなく、落札価格のみで商品を購入できる。

また、全国一律の送料開始にあわせて、配送会社の値上げを理由に、送料を落札者負担にした際の料金を改定する。例えばネコポスの場合、現行体系では現在全国一律205円としているが、改定後は最低でも225円へと20円の値上げとなる。

さらに、同日から、送料を出品者負担で対象の宅配方法を利用した出品者に対し、特典を提供するキャンペーンを実施するとしている。