ピックアップテーマ
アパレル日精樹脂工業は24日、タイで射出成形機の生産子会社「日精プラスチックマシナリー（タイランド）社」を設立、2013年3月の稼動開始を目指すと発表した。
日精樹脂にとって、中国の太倉工場に次ぐ2か所目の海外生産拠点となる。バンコクの南東117キロメートル、レムチャバン港から30キロメートルに位置するラヨーン県イースタンシーボード工業団地に建設する。
東南アジア・西アジア地域への販売強化や、FTA（自由貿易協定）・EPA（経済連携協定）を活用したグローバルな販売戦略の展開に取り組む。
これまでタイでは販売・サービス拠点として、1971年に駐在員事務所、94年に販売子会社を設立。05年にはテクニカルセンターを設置し、販売体制の強化とともにユーザーサポート業務の拡充を行ってきた。同社では「今回の生産子会社設立を機に、製造・販売・サービスの連携強化で、タイ、東南アジア地域でのさらなる事業拡大を図っていく」としている。
■生産子会社の概要
社名：Nissei Plastic Machinery（Thailand） Co.Ltd.
所在地：タイラヨーン県イースタンシーボード工業団地
敷地面積:1万6362平方メートル（4958坪）
事業内容：射出成形機の製造・販売
稼動開始:2013年3月
生産規模：初年度180台
