拠点・施設旭化成ケミカルズ(東京都千代田区)は25日、鈴鹿事業場(三重県鈴鹿市)で建設を進めてきた家庭用食品包装用ラップフィルム「サランラップ」の新工場が完成し、同日から生産を開始したと発表した。
鈴鹿事業場にある旧工場が操業開始から50年を経過していたことから、同じ敷地内に新工場を建設したもので、2010年7月から建設工事を進めてきた。
今後、新工場へのサランラップの生産切替えを進め、生産性の向上と品質管理の強化を図る。
新工場は44億円を投じ、外壁に耐震性・耐火性に優れた軽量気泡コンクリート「へーベル」を使用、同社が開発した長期耐久性・防汚性に優れた光コーティング「デュラ光」による外装塗装や、省エネ性能に優れるLEDを使用した外観照明など、最新の技術を採用した。