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オリエント商事、IoT用い食品宅配向け温度監視開発へ

2018年9月25日 (火)

サービス・商品オリエント商事(東京都中央区)は25日、京セラコミュニケーションシステム(京都市伏見区)が提供するグローバルIoTネットワーク「Sigfox」を活用し、宅配中の食品などの温度管理向けに「保冷BOX監視システム」の開発を開始すると発表した。2019年春のサービス提供開始を目指す。

▲モバイル型(左)据え置き型(右)

通信に利用するSigfoxネットワークは、IoTに特化して開発・普及が進んでいる省電力広域無線通信技術(LPWA)ネットワークの一つで、低コスト・低消費電力・長距離伝送を特徴としている。保冷BOX監視システムはこのSigfoxネットワークを採用することで「安価」「小型」「使い易さ」を実現し、リースやレンタルによる提供によって導入の促進を図り、市場開拓・拡大を目指す。

システムは食品の温度監視を基本とし、設定された一定温度を超えた場合にはメールによる通知(アラート機能)を提供する。また、宅配時の利用者不在による配送物持ち帰りによって生じる配送事業者の負担軽減、配送時の事故軽減につなげるため、位置情報や保冷ボックス蓋の開閉情報の取得も可能とする。将来的には、医療系のニーズにも対応する。

通信デバイスは既存の保冷ボックスを用いる場合の「モバイル型」と、保冷ボックスと合わせて提供する場合の「据え置き型」(ボックス収納タイプ)の2種類用意する。