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全清飲、賞味期限年月表示化へ自主ガイドライン

2018年9月27日 (木)

ロジスティクス清涼飲料水の業界団体「全国清涼飲料連合会」(全清飲、東京都千代田区)は27日、「食品ロス発生抑止・削減に向けた賞味期限の年月など表示に関する清涼飲料水自主ガイドライン」を策定した、と発表した。自主ガイドラインは会員企業だけでなく、広く公開することで清涼飲料業界として年月表示化を浸透させたい考え。

清涼飲料水の賞味期限の年月表示は2013年にスタートし、先行会員の検証から賞味期限を年月日から年月表示にすることで、(1)食品ロス発生抑止・削減(2)物流の効率化(3)製・配・販の現場で鮮度管理の労働生産性を高めながら、効率化による長時間労働削減や働き方改革にも貢献できる――ことなどを実証できたとして、自主ガイドラインを策定、公開に至った。

年月表示化の対象はまず賞味期限が12か月以上の製品を対象とし、例えば「2018年12月」「201812」「2018.12.」などと表示することで、これまで賞味期限をもとに配送・保管・店陳を日別管理していたものを、月別に管理できるようにする。

これにより、物流拠点間の転送や、その際に発生するCO2の排出といった「サプライチェーンの環境負荷」を抑え、物流倉庫の保管スペースを確保したり、店頭の「先入先出」作業を軽減したりと、労働生産性の向上につなげる。

■自主ガイドライン詳細(全清飲HP)
http://jsd.lolipop.jp/environment/circulation-society03.php