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商船三井、LNG燃料タグボート「いしん」に命名

2018年9月28日 (金)

ロジスティクス商船三井は9月28日、同社が発注し、金川造船(神戸市兵庫区)が建造中のLNG燃料タグボートの命名・進水式が、同日に行われたと発表した。

同船は、商船三井の技術開発プロジェクト「船舶維新NEXT-MOL SMART SHIP PROJECT-」の名称にちなみ、「いしん」と命名された。「いしん」は、今後艤装工事を経て、2019年2月に竣工、同年4月に大阪湾で初のLNG燃料タグとして就航する。

また、いしんは、国土交通省が認証する「内航船省エネルギー格付け制度」で、A重油使用時と比較してCO2排出量を25%削減するなどの優れた環境性能が評価され、最高ランクの星4つに格付けられた。

いしんは、商船三井が初めて保有するLNG燃料船となり、ヤンマー製の最新船舶用デュアルフューエルエンジン「6EY26DF」2基を搭載し、国内で初めてIGFコードに準拠して建造され、LNG燃料船としての安全性を担保している。

また、国内のLNG燃料船としては初めて、着脱可能な構造のLNG燃料タンクを船尾側暴露甲板上に設置することで、燃料供給時および整備点検時の利便性を高めている。

■「いしん」概要
総トン数:250トン
全長:43.6メートル
全幅:9.2メートル
喫水:3.15メートル
航海速力:16ノット以上
主機関:ヤンマー 船舶用デュアルフューエルエンジン「6EY26DF」2基