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運輸・通信業の4-9月人手不足倒産、8件増

2018年10月9日 (火)

調査・データ帝国データバンクは9日、人手を確保できずに収益が悪化したなどの「人手不足倒産」の2018年度上半期(4-9月)動向調査の結果を公表した。「運輸・通信業」の人手不足倒産件数は17件となり前年同期に比べて8件増加した。

全体の倒産件数は76件で、負債総額は110億4300万円となった。件数は40.7%の大幅増となり、2年連続で前年同期を上回った。調査開始(2013年1月)以降、半期ベースの最多を更新し、年度通期で初めて100件を超えた2017年(114件)を上回るペースになった。

業種細分類別の5年半累計件数を見ると、「道路貨物運送」が38件(うち上半期は12件、前年同期4件)で最多となった。帝国データバンクは、「景気回復や通販市場の拡大で配送需要が高まるなか、ドライバー不足による新規受注難から資金繰りの悪化を招き、倒産に至ったケースが目立つ」と分析した。