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ナビタイムとアルフレッサ、配送効率化ツール共同開発

2018年10月17日 (水)

サービス・商品ナビタイムジャパン(東京都港区)は17日、アルフレッサ(東京都千代田区)の配送専門職であるセールスアシスタント(SA)向けの医薬品配送支援ツールとして「saios」(サイオス)を共同開発し、全てのSA用スマートフォン・管理者用パソコンに展開した、と発表した。

このシステムは、SAが所持するスマホに注文データを取り込むことで、各得意先への最適な配送ルートを簡単に算出できるようになっている。また、配送中はスマートフォンのGPS機能により、得意先への納品状況を自動的に記録できる。これにより、SAは、報告業務の手間を省けるため、納品業務に専念することができるようになる。

管理者にとっても、パソコンでリアルタイムに配送状況を把握できるのだけでなく、ナビタイムの渋滞を考慮した経路検索技術により、各得意先への到着予想時刻も把握できるため、安定した運行を実現する。また、配送実績からKPI分析用のデータを自動で作成できるようになっており、管理者が各SAに則したマネジメントに活用可能となっている。

アルフレッサでは、ITに関する取り組みを進めており、サイオスをIoTとして位置づけ、スマホを通して取得した情報をもとに現状を把握、その結果を分析し、改善することで、SAの生産性向上・労務管理の強化を図っており、ナビタイムジャパンは、この取り組みを通して支援していく。

今後は、これまでの配送実績を元にAIを活用した自動配車機能、検品業務機能、交通違反分析機能など、サイオスに配送に関わる機能を集約することを検討している。