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国交省、標高1850mの山荘へドローンで食料配送

2018年10月17日 (水)

調査・データ国土交通省は17日、ドローンによる荷物配送モデルの早期実用化に向け、22日に長野県白馬村で、標高1850メートルの山荘へドローンで食料を配送する実験を行う、と発表した。

(以下画像の出所:国土交通省)

実験は山間部など配送効率が悪い過疎地域で、ドローン物流のCO2排出量削減効果や費用対効果などを検討するために行うもので、白馬村、福島県南相馬市、埼玉県秩父市、岡山県和気町、福岡市の全国5か所で検証する。

当日は白馬村の白馬八方尾根スキー場黒菱林道の終点(標高1500メートル)から村営八方池山荘までの食料配送を行う予定で、白馬村山岳ドローン物流実用化協議会が主体となって実施する。

現在は黒菱林道の終点から直線距離で1キロ離れた同山荘まで、ヘリコプターで食料などを配送しているが、この配送の一部をドローンに置き換え、4往復程度飛行する。山荘で食料などを取り外し、復路は登山客のゴミなどを回収して再びスキー場上空を飛行、林道終点へ着陸させる。飛行時間は5分。

 

使用する機体の「神旗GF1-01」は機体重量14.5キロ、最大離陸重量24.5キロ、最高時速25キロ、最大搭載可能重量10キロ、最大フライト時間16分で、秒速10メートル未満の風速であれば飛行可能。検証中は、ドローンに搭載されたカメラの映像をリアルタイムで確認する。また目視外飛行時の安全を確保するため、飛行ルートの中間地点に補助者を配置する。