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上組、バイオマス燃料向け保管・輸送を開始

2018年10月31日 (水)

ロジスティクス上組は10月31日、バイオマス発電燃料のサイロ保管・輸送事業を開始する、と発表した。

相生バイオエナジー、三菱商事の2社と連携し、輸入本船荷役、サイロ保管、発電所までの内航輸送業務を行うのに際し、同日付で専用施設として全農サイロ神戸支店の施設を取得。燃料供給基地として改造する。

相生バイオエナジーは2017年4月に関西電力、三菱商事パワーが共同で設立した会社で、関西電力相生発電所2号機を木質バイオマスに燃料変更し、23年1月の営業運転開始を目指している。三菱商事は同発電所の発電燃料となるウッドペレットの供給も担う。

上組では「バイオマス燃料の輸入本船荷役からサイロ保管、発電所への配送といった一貫作業の実施は初の試みとなるが、長年培ったサイロオペレーションのノウハウを活かし、2023年からの本格稼働に向けて準備を進めるとともに、本件を足掛かりにバイオマス発電燃料の取り扱い増加に努め、当社事業の新たな柱として確立を図り、さらなる収益拡大につなげていく」としている。

■取得施設の概要
所在地:神戸市東灘区住吉浜18
敷地面積:3万8058平方メートル(1万1513坪)
収容能力:8万9160立方メートル
桟橋岸壁の長さ:162メートル