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アスクル、関西基幹物流拠点へMOVOバース管理導入

2018年11月2日 (金)
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拠点・施設アスクルは1日、大阪府吹田市の物流拠点「アスクルバリューセンター(AVC)関西」にトラック接車バースの管理を効率化するHacobu(ハコブ、東京都港区)のITサービス「MOVO(ムーボ)バース管理ソリューション」を導入することを決めた。2019年春に運用を開始し、状況を見ながら全国の物流拠点への導入拡大を検討する。

AVC関西はことし2月に本稼働を開始した後、数多くの納品事業者からの納品作業を円滑化して現場の負担を軽減する取り組みを進めるため、他社のバース予約システムを導入するなどしてきたが、「今後さらに増加していく物量」にも対応できるよう、機能の多様性や運用上の柔軟性を評価し、バースの予約、受付、ドライバー誘導といった業務をデジタル化するクラウド型ソリューションのムーボバース管理ソリューションを導入することにした。

▲「MOVOバース管理ソリューション」の概要

導入により、納品事業者や運送委託先の配送管理者、納品するドライバー、AVC関西の管理担当者などがパソコン・タブレット・スマートフォン、フィーチャーフォンを活用してムーボプラットフォームに説得できるようになる。

運用に際しては、「大口チャーター便は配送管理者が主体となってパソコンから予約する」「路線便はドライバーが適宜到着予定時刻を考えながら携帯電話から予約する」など、利用者ごとに使いわけることができる。

同社はハコブの事業立ち上げ期に資本参加した経緯があり、自社の物流課題の解決に向けた協議を進める中で、バース管理ソリューションを導入することになったという。AVC関西を皮切りに全国の物流センター9拠点へ段階的に展開し、ハコブがムーボ上で提供していくバース管理ソリューション以外の動態管理機能なども活用を検討する。

■AVC関西の概要
名称:ASKUL Value Center関西(GLP吹田)
所在地:大阪府吹田市岸部南3丁目34番1
稼動開始:2018年2月
敷地面積:7万5000平方メートル(2万2000坪)
延床面積:16万5000平方メートル(5万坪)
建物階数:地上4階建て(全棟賃借)