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ロジザードZERO、アリババ認証WMSアプリに

2018年11月8日 (木)

サービス・商品ロジザードは8日、同社が提供するクラウドWMS「ロジザードZERO」の中国OEMサービスである「e-倉管」が、アリババ集団の流通プラットフォームAPI「奇門」(チーメン)への接続認可を取得、連携対応が完了し、1日からサービスを開始したと発表した。

中国では、大手通販モールが市場を寡占しており、アリババ集団の天猫(Tmall)・京東購(JD.com)・唯品会(vip.com)の3社が多くのシェアを占めている。一方、通販支援のアプリケーションは全土に多く存在しており、通販モール大手各社はアプリケーション間で個別に発生するデータ連携齟齬の無駄を解消するため、流通・物流の統合APIを提供するに至っている。

このAPIへ接続をすると、さまざまなアプリケーション間のデータが標準化されたルールで連携できるようになり、どのアプリケーションが相手でも導入コストを抑えつつ、スピード導入ができるようになる。ロジザードと業務提携をするセニーソフトは、アリババ集団からいち早く接続認可を得ることに成功した。

中国への日本企業の通販出店も天猫国際(Tmall International)・京東全球購(JD Worldwide)で開始されるケースが多い一方で、運営における販売管理システムがまちまちであり、これまで連携の開発などで期間とコストが応分に必要だった。今後は、チーメン対応のアプリケーションを採用することでe-倉管とシームレスに連携することができるようになり、ビジネスのスピードが高まることになる。

今後、e-倉管はJD.com、vip.comなどの流通・物流APIにも段階的に対応していく。

e-倉管は、2016年に中国でのビジネス展開を進める日系企業を支援するためセニーソフトとOEM契約を締結し、中国国内向けのクラウド型WMSとして提供を開始している。中国全土の運送会社の送り状に対応するなど、中国内での通販の物流ルールを取り込んだローカライズが施されている。