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アトル、鹿児島県霧島市の物流センターを改築

2018年11月14日 (水)
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拠点・施設メディパルホールディングスは13日、完全子会社のアトル(福岡市東区)が鹿児島県霧島市の「南九州物流センター」を改築し、新たに「南九州ALC」として24日から稼働させると発表した。

同社グループでは、安全・安心・ローコストを追求した新しい流通体制を構築するため、医療用医薬品や医療材料を扱う高機能物流センター(エリアロジスティクスセンター、ALC)の全国への拡大を段階的に進めている。

現在、ALCは全国に9拠点あり、高機能な物流サービスを多くの医療機関や調剤薬局に利用されている。南九州ALCは、グループ10拠点目のALCとして、マテハン機器や棚レイアウトを刷新する改築を実施した上で、高性能ピッキングカートを導入し、出庫精度の高い顧客別仕分けを実現する。これにより九州全域に高機能物流の提供が可能となる。

センターは、医薬品・医療材料・医療機器・臨床検査試薬など、医療に関わる全てを取り扱うフルラインセンター宮崎県・鹿児島県全体をカバーできる立地に1万5000SKU以上の商品を取り揃え、受注から納品までの作業効率と顧客の業務効率の向上を実現した物流センター。

高い受注納品率を実現する需要予測システム独自に開発した需要予測システムにより在庫を適正管理。過剰在庫と品切れが生じないように1品目ごと適正にコントロールし、定時・適量の完全納品を実現する。高生産性とローコストを実現する技術開発独自のマテハン技術と情報システムにより、正確な在庫管理と効率的な倉庫内作業、配送作業を行い、生産性と信頼性を高める。

万全のサスティナビリティ(持続可能性)とセキュリティ自家発電設備、災害時の緊急配送用バイクを配備するとともに、棚免震装置を施している。システム・通信の二重化などにより地震などの自然災害時にも、安定して供給できる体制を整えた。また、ID認証システムにより庫内のセキュリティも確保している。総投資額は4.6億円。

■「南九州ALC」概要
名称:アトル「南九州ALC」(旧:アトル「南九州物流センター」)
所在地:鹿児島県霧島市国分敷根300
敷地面積:1万1607平方メートル(3511坪)
延床面積:8047平方メートル(2434坪)
構造:鉄骨造、地上2階建