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ONEの1.4万TEU型コンテナ船竣工、ことし4隻目

2018年11月19日 (月)
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荷主オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)は16日、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)呉事業所で同日竣工した新造1万4000TEU型コンテナ船「ONE COLUMBA」(ワン・コランバ)の用船を開始したと発表した。

6月12日に竣工した「ONE STORK」(ワン・ストーク)、7月26日竣工の「ONE MINATO」(ワン・ミナト)、9月7日竣工の「ONE AQUILA」(ワン・アクィラ)に続き、ことしに入って4隻目の新造1万4000TEU型コンテナ船となる。残り3隻が現在建造中で段階的にデリバリー予定となっている。

新造船はONE STORK、ONE AQUILAと同じシリーズ船の12番船で、機関室スペースを最小に抑えることで積載効率をより高めた船型を採用し、主機にはHighとLowの2つの出力レンジを選択することができる「Dual Rating(デュアルレーティング)システム」を装備している。二酸化炭素排出量と燃料消費量を大幅に抑え、業界最高水準の省エネ運航を可能としている。

操舵室ではINS(インテグレイテッドナビゲーションシステム)と呼ばれる航海の安全を促進する統合システムが採用され、運航機能を更に集約化し船員への業務負担を軽減する。さらに、窓の大型化により船橋からの広い視野を確保し接岸時の安全性向上を図る。

同社は、同船を「ザ・アライアンス」航路であるアジア・欧州航路(FE5)に投入し、寄港地はレムチャバン-カイメップ-シンガポール-コロンボースエズ運河-ロッテルダム-ハンブルグーアントワープ-サザンプトン-スエズ運河-ジェッダ-コロンボ-シンガポール-レムチャバンを予定。タイに寄港する最も大きなコンテナ船となる。

■本船概要
主要寸法:全長364.15メートル×幅50.6メートル×深さ29.5メートル×夏季満載喫水15.79メートル
載貨重量:13万8611トン
総トン数:14万5647トン
主機関:DU-WinGD W9X82ディーゼル機関1基
航海速力:22.4ノット
定員:30人
船級:日本海事協会(NK)
船籍:パナマ