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ロジザードと秋田大学、倉庫作業支援装置で特許

2018年11月19日 (月)

サービス・商品ロジザード(東京都中央区)は19日、秋田大学と共同で出願した倉庫作業支援装置と倉庫作業支援プログラムに関する特許を取得したと発表した。

倉庫内に保管された商品のピッキング作業を支援する倉庫作業支援装置で、棚配置情報を基に適切な区画を設定し、「遺伝的アルゴリズム」によって最短距離となる歩行ルートを求めるもの。棚配置情報はロジザードのクラウドWMS「ロジザードZERO」が持っているロケーション情報に棚サイズや通路幅など基本的な空間情報を追加した。

この特許のサービスへの活用によって、物流作業の効率化が見込めるとして、さらに実証研究を進めて実用化を目指していく。

遺伝的アルゴリズムは、生物の進化の過程を模して作られたアルゴリズムで、サンプル点を評価しながら探索する「確率的探索」によって学習・最適化する手法。全探索が不可能と考えられるほど広大な解空間を持つ問題に有効であることなどが特徴。

ロジザードは、秋田県に開発センターを設置しており、秋田大学とは2012年から共同研究の覚書を締結し、物流に関する有用な手段の研究を進めてきた。これまでの研究に特筆する効果が認められたことから、共同で特許を出願することにした。