拠点・施設電機メーカー大手のシーメンス(ドイツ)は4日、ドイツ南部アンベルクの生産・開発拠点を刷新し、AI(人工知能)を活用した次世代スマート工場を建設する計画を発表した。投資額は2億ユーロ超で、2030年までに完成させる。スマートインフラ事業向けの電子機器需要の拡大に対応し、デジタル化と自動化を軸に生産の柔軟性と効率性を高める狙いだ。

▲次世代スマート工場イメージ(出所:シーメンス)
新工場では、産業用AIやデジタルツイン、先進的な自動化技術を組み合わせ、自己学習型で自律的に稼働する生産体制の構築を目指す。受注計画、製造工程、資材搬送、設備制御などをリアルタイムデータに基づいて最適化し、需要変動への迅速な対応を可能にする。工場内物流も高度に自動化され、無人搬送システムやヒューマノイドロボットの導入を予定する。電子機器製造向けのクリーンルームも整備する。
計画段階からデジタルツイン技術を活用し、生産設備や物流を含めた工場全体を仮想空間でシミュレーションする。複数のデジタルツインを統合する新ツール「Digital Twin Composer」を用い、異なるシナリオで生産や物流の最適設計を検証するという。
アンベルクはシーメンスにとって重要な拠点で、同社の工場2か所に4500人が勤務する。今回のプロジェクトでは、スマートインフラ部門の2400人を中心にデジタル化に対応した再教育を進め、雇用の維持と人材育成も図る。
今回の投資はドイツの産業競争力強化を掲げる「Made for Germany」イニシアチブの一環でもある。現在124社が参加し、総額8000億ユーロ超の国内投資を表明している。シーメンスは今回の工場整備に加え、同拠点の近代化や脱炭素化にも追加投資を行うとしている。
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