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免震×非常電源でBCP強化、「Landport柏II」公開

2026年3月11日 (水)

拠点・施設野村不動産は11日、千葉県柏市で開発中の大型物流施設「Landport柏II」の内覧会を開催した。参加者は館内を見学し、施設の規模感や動線などを確かめた。同施設は2026年7月中旬の竣工を予定し、常磐自動車道柏インターチェンジから1.4キロ、都心から30キロ圏内という希少な立地を生かした次世代型物流拠点として注目を集めている。

▲現在建設中のLandport柏II

会場に着くなり、視界を塞ぐように地上6階建ての躯体が立ちはだかる。敷地4万4670平方メートル、延床11万771平方メートル。RC造に一部S造を組み合わせ、免震のダブルランプで各階へトラックがそのまま乗り入れる。参加者は荷捌きの余裕と動線の無駄のなさを確かめながら歩を進めた。常磐道で都心へ、国道16号で広域へ。幅員22メートルの区画道路も既に通り、出入りは驚くほどすっと収まると参加者は語る。

▲館内を見学する参加者

館内を歩くと、この施設の肝が「止まらない」ための知恵にあることが分かる。免震で揺れをいなし、荷と人の無事を守る。電力は特別高圧の複数回線で受け、停電のリスクを早めに摘む。最大4000キロワットの受電余力もあり、マテハン導入や将来の自動化まで見据えた設えだと関係者は語る。さらに停電発生時より72時間運転可能な非常用発電機を完備し、事務所内の消防設備、照明、コンセント、換気設備、衛生設備のほか、倉庫内の照明やフォークリフト充電用コンセントにも対応する。

▲免震ゴムによる免震工法が体感できる専用車

内覧会の締めくくりは、ブリヂストンの免震ゴム体験車。震災級の揺れと免震の揺れを、同じ席で味わい比べる趣向だ。座って数秒、まず「普通の建物」を想定した揺れが襲い、体が左右にあおられる。ところが免震に切り替えた瞬間、荒波は小舟のさざ波へとすっと収まった。「これなら食器棚も倒れませんね」と同乗者は漏らす。理屈よりこの数十秒が、免震の必要性を雄弁に語ってくれる。地味なゴムが、いざという時に命を支える縁の下の力持ちなのだと身をもって知った。

Landport柏IIは、免震構造に加え、複数回線受電や72時間対応の非常用発電機も備える。施設を一通り見て回ると、都心近接という立地の強みだけでなく、災害時でも物流を止めないことを強く意識した拠点であることが、自然と伝わってくる。(星裕一朗)

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