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トラック荷台上部の死角による物損事故減らす効果

クラリオン、死角事故低減へ新車載後方カメラ

2018年11月27日 (火)

サービス・商品クラリオンは27日、トラック向けの車載後方カメラシステム「ひさしマーカー」の販売を来年1月に開始すると発表した。

ひさしマーカーは、トラックの荷台上部の死角によって後退時の庇(ひさし)や看板などとの物損事故を減らすことを目的としたカメラシステムで、後退時の車両後方映像に車体から1メートル、5メートル位置の荷台高プラス20センチ、車幅プラス左右30センチの大きめな車体外枠を示す空間マーカーを表示するカメラシステム。クラリオン製の垂直画角が広い超広角カメラ「CC6300A」や「CC6352A」と空間マーカーを表示するECU「EG4036A」(電子回路を用いてシステムを制御するユニット)でシステム構成する。


従来の車載後方カメラは画角により垂直視野に限界があるが、新システムは車両後退時の視認性を大幅に高めた。

運送業界では、経験不足のドライバーや「乗りなれない車体」を運転しなければならない状況が増えていることから、同社は「市街地走行が多いデイリー品配送時の狭い駐車場や建物の窓、出入口の上に取り付けられる日除けや雨除け用の庇、看板などとの物損事故を軽減する効果が見込める」と説明する。

対象車両は車両高が2メートルから3.8メートルのトラック、観光バス、大型ワゴン車などで、ほかの安全支援機器と組み合わせて注意喚起を図ることができる。