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ゴミ回収車の運用効率向上、北欧IoTが国内サービス開始

2018年12月11日 (火)

ECフィンランドで超音波センサーを用いた廃品回収ソリューションを提供するEnevo(エネボ)の日本法人、エネボジャパン(東京都港区)は11日、国内で同ソリューションの運用を開始した、と発表した。

▲Enevoが提供する遠隔監視ソリューション

ゴミ箱にセンサーを取り付けてウェブ上でゴミの堆積量を確認できるようにすることで、一定量以上溜まったゴミ箱のみに回収に向かうことができるようになる。これまでは堆積量にかかわらずすべてのゴミ箱をトラックで定期巡回するケースが多かったが、同社のソリューションを利用することにより、回収効率を高めることができる。

ゴミ回収に限らず運送業界ではドライバー不足が深刻化しており、このソリューションを導入することでこれまでより少ない人員で対応できるようにすることで、人件費や燃料費を減らす効果が見込める。

ゴミ箱に取り付ける超音波センサーは、カバーエリアの広い3G回線を利用。重量590グラム、直径118ミリとコンパクトで、利用者自身で容易に設置できる。稼働可能な温度範囲も氷点下40度から80度と広く、激しい汚れや粉塵、振動に強い。バッテリー寿命は5年以上となっているため、電源確保が不要な点も利点だ。

超音波センサーから送られてきた堆積量の情報はウェブ上で確認できる。難しい操作や専門的な知識は不要で、クリック操作のみで必要な情報にたどり着けるよう設計されている。一定以上の堆積量に達したゴミ箱はアラートが表示される。

また、2日以内に回収が必要なゴミ箱の数と場所をひと目で確認できる技術を応用し、定期巡回配送にも活用することが可能だ。

エネボ社が本拠を構えるフィンランドでは輸送用に排出するCO2の規制が厳しく、課税額はトンあたり8000円と日本(289円)の30倍近い水準となっていることから、輸送用車両が排出する温室効果ガス対策への意識が高い。