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川崎汽船、イクシスLNG産ガスを日本向け初輸送

2019年1月23日 (水)

ロジスティクス川崎汽船は23日、同社が保有する大型LPG船「GRACERIVER」(グレースリバー)がアストモスエネルギーと国際石油開発帝石が豪州で主導するイクシスLNGプロジェクトで生産されたLPGの日本向け輸送を行ったと発表した。

日本で初めて九州液化瓦斯福島基地(長崎県松浦市福島町)で同プロジェクト産のLPGを受け入れたもの。このプロジェクトは、日本企業が初めてオペレーターとして事業を推進する大型LNGプロジェクトで、生産されるLNG年間890万トンのうち、7割が日本の需要家に供給。ガス田探鉱・開発、パイプライン・液化プラント・受け入れ基地の建設、海上輸送といったバリューチェーンを日本企業などが担っていることから「日の丸プロジェクト」とも呼ばれている。

LNGのほか、LPG(年間165万トン)、コンデンセート(ピーク時日量10万バレル)も生産・出荷される計画。プロジェクトからのLNG初出荷(2018年10月)時も、川崎汽船が保有するLNG船「PACIFIC BREEZE」(パシフィックブリーズ)が輸送を担ったほか、コンデンセートの輸送でも同社シンガポール法人保有のアフラマックスタンカーが担当することになっている。