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公取委、梅干組合に警告「競争を実質的に制限」

2012年6月14日 (木)

話題公正取引委員会は14日、紀州田辺梅干協同組合(和歌山県田辺市)と紀州みなべ梅干協同組合(和歌山県日高郡みなべ町)などに対し、情報交換を通じて農家から購入する特定白干梅の価格を決定した行為が、独占禁止法で禁止されている「事業者団体による一定の取引分野での競争の実質的制限」規定に違反するおそれがあるとして、警告を行った。

 

公取委によると、両梅干組合はかねてから特定白干梅の購入価格などをテーマに情報交換を行っており、遅くとも2008年以降は毎年7月頃にその年に生産される特定白干梅の購入価格を決定することで、「競争を実質的に制限していた疑いがある」と指摘・警告した。特定白干梅は、和歌山県田辺地区、みなべ地区の農家で生産される、梅の果実を塩漬け後に天日干しした白干梅。