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北海道に観光列車、JR東・貨物・東急が協力

2019年2月12日 (火)

▲びゅうコースター風っこ

話題JR北海道は12日、北海道胆振東部地震の被災地支援の一環として、旭川-音威子府(おといねっぷ)間でJR東日本の観光列車を、札幌-道東エリア間で東急電鉄の観光列車をそれぞれ運行する観光列車走行プロジェクトを立ち上げる、と発表した。JR東と東急から借り受ける観光列車は、日本貨物鉄道(JR貨物)が貨車扱いで機関車で回送運搬する。

観光列車は2019年度から20年度にかけ、JR東と東急の観光列車を使用し、道内の「観光資源を体感できるコース」に運行させる。JR北、東、東急が連携し、観光列車を訴求力のある旅行商品に仕立てることで、北海道の観光資源の魅力を発信する。

JR北が運行業務、着地での「おもてなし体制」への協力、全体統括を担う。JR東と東急は、既存の観光列車の提供のほか、運営にも携わる。「貨車」扱いとなる観光列車の搬送はJR貨物が担当し、鉄道事業者4社が協力する「例のない取り組み」となりそうだ。

JR東が提供するのは「びゅうコースター風っこ」で、19年7-9月の土・日・祝日、宗谷線旭川-音威子府間を往復運行する。東急は「THE ROYAL EXPRESS」(ザ・ロイヤル・エクスプレス)を提供し、20年5-8月の1か月間、週4日程度で札幌-道東エリアを走行させる。具体的な編成やスケジュールなどについては、決まり次第公表するとしている。