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富士重工、中国で豊田通商と産機販売の合弁会社設立

2012年6月15日 (金)

拠点・施設富士重工業は15日、豊田通商(中国)有限公司との間で、富士重工の産業機器製品を中国で販売する合弁会社を設立すると発表した。9月に新会社「斯巴魯動力機械(上海)有限公司」(上海市)を設立し、営業を開始する計画。

 

これまで富士重工では、中国における産業機器製品の販売が複数の商流に分かれ、商品ラインナップも日本から中国への輸出と、富士重工業の現地合弁会社「FCR」の生産品を中心としたものに限られていた。

 

販売会社の設立を機に、商流の一元化による販売網、技術サポート体制、サービス網の整備強化、顧客利便性の向上と、中国企業で委託生産している製品を新たに中国市場に投入することで商品ラインナップの強化を図り、中国市場での年間販売台数を2011年実績の12.2万台から15年までに20万台へ拡大を目指す。

 

富士重工業は、産業機器製品部門で中国市場を米国・国内に次ぐ第3の柱へと成長させることを目指しており、今回の販売会社設立はその第一歩と位置づけている。また、豊田通商はこれまで培った中国での経験とネットワークを生かし、高品質産業機器製品の販路開拓を行う。