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新日鉄興和不、首都圏初の物流施設近く竣工

2019年2月26日 (火)

拠点・施設新日鉄興和不動産は26日、同社が開発する物流施設シリーズ「ロジフロント」の首都圏初の物件として、3月1日に埼玉県越谷市で「ロジフロント越谷I」が竣工したと発表した。立地の優位性や施設計画が評価され、竣工時点から満床稼働でスタートする。

ロジフロント越谷Iは国道16号線の内側にあり、都心から25キロ、東京外環自動車道草加ICから6キロと近く、国道4号線へも接続しやすい立地で、道路の混雑状況に応じた配送ルートを選択できるのが強み。

建物は1階から3階まで大型トラックが自走可能なランプウェイ、着床可能なトラックバースを設け、梁下有効高も5.5メートルと保管効率に配慮。テナントの要望に合わせて冷凍・冷蔵設備、空調設備対応、事務所増設対応など汎用性を保ちつつ、テナント企業に合わせたカスタマイズを施す。

アンボンドブレースを採用した制振構造(一部耐震構造)を導入し、全館にLED照明を採用。屋上緑化や駐車場緑化など、敷地全体に緑地を配置するほか、太陽光発電設備の設置を予定している。

周辺には住宅エリアが広がり、物流施設の課題とされている雇用の確保に有利で、ドライバー休憩室や75台分の従業員専用駐車場、202台分の駐輪場、喫煙室の設置による分煙環境の整備など、従業員が働きやすい職場環境を整える。

事務室はOAフロアや空調など、事務所ビル並みの仕様。東側の隣接地では「ロジフロント越谷II」の建築に着工している。

▲「ロジフロント越谷I」イメージ図

■ロジフロント越谷Iの計画概要
名称:LOGIFRONT越谷I
所在地:埼玉県越谷市西方3076-1ほか(地番)
敷地面積:2万7021平方メートル(8173坪)
延床面積:6万6510平方メートル(20119坪)
階数:鉄骨造、4階建て
設計・監理:フクダ・アンド・パートナーズ
施工:新日鉄住金エンジニアリング
着工:2017年12月
竣工:2019年3月