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川重が6.1万トン貨物船引渡し、無設備港湾で荷役も

2019年3月6日 (水)

荷主川崎重工業は5日、中国遠洋海運集団(COSCOCS)と共同運営する大連の造船所「大連中遠海運川崎船舶工程」(DACKS)で、インディゴマリンシッピング向け61型ばら積船「キャプテンハドック」を引き渡した。

船首楼付き平甲板型で穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物を搭載できる5つの船倉を備え、ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備、荷役設備のない港湾の荷役作業に対応する。

省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載するとともに、抵抗の少ない滑らかな船首形状や推進効率の高い形状のプロペラ、川崎重工が開発したカワサキフィン付ラダーバルブ、コントラフィン付セミダクトなど、推進性能を高める技術を採用し、燃費の向上を図った。

▲「キャプテンハドック」

■主要目
全長:199.9メートル
長さ(垂線間長):197メートル
幅(型):32.24メートル
深さ(型):18.6メートル
満載喫水(型):13メートル
総トン数:3万4508トン
載貨重量:6万1094トン
貨物倉容積:7万7539立方メートル
主機関:MAN B&W6S50ME-B9.3-TIIディーゼル機関1基
連続最大出力:8130キロワット×108回転/分
航海速力:14.5ノット
定員:25人
船級:アメリカ船級協会(ABS)
船籍:マーシャル諸島