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川重、荷役設備の充実したばら積運搬船を引き渡し

2022年1月6日 (木)

ロジスティクス川崎重工業は5日、中国遠洋海運集団と共同運営している南通中遠海運川崎船舶工程(NACKS)において、SAKAE SHIPPING(サカエ・シッピング、愛媛県今治市)向けばら積運搬船「GREEN MILE」(グリーンマイル)を引き渡したと発表した。

船首楼付き平甲板型で、穀類や石炭、鉱石などの貨物を搭載可能な5つの船倉を有するのが特徴。各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備することで、荷役設備のない港湾でも荷役作業が可能とした。

環境負荷低減への対応については、省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載。推進効率の高い形状のプロペラ、川崎重工業が開発したカワサキフィン付ラダーバルブやコントラフィン付セミダクトなどの推進技術を採用し、燃費の向上を図るとともに、効率的な運航を支援する。

■GREEN MILEの概要
全長:199.90メートル
全幅:32.24メートル
深さ:18.60メートル
満載喫水:13.00メートル
航海速力:14.5ノット
定員:25人
総トン数:3万4511トン
載貨重量:6万1222トン
貨物倉容積:7万7539立方メートル
船籍:アメリカ船級協会、パナマ