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テキサス州の工場、生産70%アップ

日清製粉、米国で小麦粉の生産増強

2019年4月15日 (月)

▲サギノー工場外観

拠点・施設日清製粉はこのほど、2012年に買収した米子会社でミラー・ミリング・カンパニーがサギノー工場(テキサス州)で進めていた新生産ラインの増設工事が完了し、本格稼働に入ったと発表した。

増設工事は、人口が増加傾向にあるテキサス州で今後、生産能力が不足するとみて、生産能力を70%引き上げるために行っていたもので、関連設備の完工を待って4月3日に竣工式を行った。

増設工事の完了により、日清製粉は同州で小麦粉の供給体制を強化するとともに、カナダ子会社のロジャーズ・フーズ社と合わせて北米の事業基盤の拡大につなげる。

同社は近年、海外でM&Aを含む積極的な事業拡大を進めていて、12年のミラー・ミリング・カンパニーを皮切りに、13年にニュージーランドでチャンピオン製粉を設立、18年にタイ製粉工場の買収、19年4月には豪州の製粉会社アライド・ピナクルの買収を終えた。

サギノー工場新生産ライン増設の概要
増強能力:生産能力日産600トン(小麦ベース)、新生産ライン増設後日産1480トン、70%増強
小麦粉サイロ収容力:2400トン
投資額:67.6万米ドル(68億円)

▲竣工式の様子