ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日清製粉、知多工場の生産増強、中部の生産集約

2012年12月26日 (水)

ロジスティクス日清製粉は25日、知多工場(愛知県知多市)に1日当たり小麦挽砕能力320トンの新ラインを増設すると発表した。これにより、同工場の1日の小麦挽砕能力は980トンと国内でもトップクラスの大型工場となる。ライン増設と併せて内陸部の名古屋工場に設置している小規模な2ラインの操業を停止する。

知多工場は、大型穀物船の接岸が可能な自社の専用岸壁と穀物サイロを備えており、新ラインを建設して中部エリアでの生産を知多工場に集約することで、生産効率を向上させる。

同社は2002年に鶴見工場で新ラインを増設した後、08年に東灘工場でも新ラインを増設して関東、関西エリアで大型臨海工場への生産集約を段階的に進めてきた。

また、九州エリアでも生産集約に向けて、14年稼働を目指して福岡新工場の建設を進めており、知多工場に新ラインを増設することで、国内4地域の生産効率を高めることとなる。

■知多工場新ライン増設投資の概要
総工費:60億円
設備増能力:1日当たり小麦挽砕能力320トン、小麦粉サイロ収容力2400トン、立体自動倉庫収容力10万袋(2500トン)
着工:2013年秋
完工:2015年夏