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第1弾はパレットなどの所在管理

東芝DS、物流向けIoTを月額制で展開

2019年4月25日 (木)

サービス・商品東芝デジタルソリューションズは25日、物流向けIoTサービスを月額制で提供すると発表した。自社が構築を担当した東芝のIoT「SPINEX」の物流向けIoTシステム基盤を活用する。

月額制で提供する物流IoTサービスは「LADOCスイート」のシリーズ名で統一し、その第一弾のサービスとしてパレットやカゴ台車などの輸送機材の所在を管理し、利用企業がコストを削減できるよう支援する追跡・所在管理サービスを「LADOCスイート/ロジトレース」のサービス名で、25日から提供する。

ロジトレースでは、物流現場で取り扱う荷物、パレットやカゴ台車などの輸送器材、車両などの「個体のトレース情報」をクラウド上に集めて蓄積し、これらを管理することで、配送先や自拠点内にある輸送器材の管理負荷を軽くする。

具体的には、荷物や輸送器材に貼り付けたRFタグなどの個体識別情報を利用し、移動情報の自動読み取り、データフィルタリング、セキュリティ通信、蓄積データの見える化――を実現。物流拠点で輸送器材の受払管理を行うことにより、輸送器材の紛失、拠点間の偏り抑えて購入コストを減らす。受払管理で課題となる輸送器材と配送先の紐付け作業は、輸送器材識別タグと配送先識別タグを同時に読み取ることで、運用負荷を軽減する。

 

利用者向けの個別アプリケーションを開発する体制も用意し、蓄積された輸送器材の配送先情報を活用した「誤積込防止」などのニーズに対応する。

料金体系は月額制で、顧客が管理する輸送器材に応じたライセンス体系、使用するリーダー数に応じたライセンス体系を選択できるようにする。今後は管理するターゲットの拡張、輸送中のトレース情報の収集機能の追加を計画しているという。

▲「LADOCスイート/ロジトレース」の概要

「LADOCスイート/ロジトレース」の詳細