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東芝DS、IoT温度管理輸送の支援ツール発売

2017年11月8日 (水)

サービス・商品東芝デジタルソリューションズは8日、温度管理輸送を必要とする食料品や医薬品などを取り扱う物流企業向けに「輸送品質見える化・分析クラウドサービス」の販売を開始すると発表した。

このサービスは、冷凍・冷蔵食品、生鮮食料品、酒類、医薬品、フィルムなどの化成品のように日常的に輸送環境状態を把握する必要がある荷物、温度や湿度、衝撃などの輸送環境情報と輸送業務情報の見える化、分析を可能にするもので、東芝IoTアーキテクチャー「SPINEX」(スパインエックス)に基づいて開発した。

荷物や車両に取り付けたセンサー機器から輸送環境の温度、湿度、衝撃データをクラウド上に収集し、上限・下限の管理ルールと輸送業務情報との関係を可視化・分析することで、利用する物流企業の輸送品質の維持・改善活動を支援する。

具体的には、トラックに設置したセンサーデバイスで収集した温度データと運転日報情報を掛け合わせて可視化する運転日報リンケージレポート機能により、拠点配送で輸送温度を逸脱する配送先を特定。ドライバーから回収した運転日報の情報をウェブ入力する機能、トラックに設置した対応センサー機器からデータを収集するスマートフォンアプリケーションにより日常業務の中でデータをクラウド上に収集し、拠点や輸送会社の壁を超え、全社的な品質活動を比較的容易に展開できるようにする。

また温度の管理ルール逸脱のほか、配送作業時間の予定実績を比較する拠点別月次分析機能により、予定外の作業が発生しているルートや配送先を特定し、作業内容やルート、予定の見直しへの活用にも対応する。