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エネルギー輸入急増、4月北海道・北東北貿易速報

2019年5月23日 (木)

国内函館税関が22日に発表した管内の外国貿易概況(速報)によると、4月は輸入で石油製品、飼料などが減少したものの、原油・粗油、石油ガス類、電気機器などが増加したことを受け、前年同月比22.4%増の1752億円で2か月ぶりのプラスとなり、輸出入総額は輸出の減少分(23%減)を吸収して9.4%拡大した。

輸出が132億円の減少となったのに対し、輸入は320億円増加した。輸出減の要因となった品目は一般機械(0.7%減)、鉄鋼(14.6%減)、調製品を含む魚介類(46.9%減)など。一般機械や魚介類は中国向けの減少が大きかった。

輸入は原油・粗油が2か月ぶりに増加し、前年同月実績を36.6%上回ったほか、石油ガス類が2.6倍、石炭が37.6%増と、エネルギー関係の増加が目立った。

函館税関の管轄区域=北海道、青森県、岩手県、秋田県