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王子HD、グループ3工場で製造能力40万トン削減

2019年5月23日 (木)

荷主王子ホールディングスは22日、国内需要の減少に合わせてグループ3工場で製造設備を停止するなど、生産体制の再構築を実施すると発表した。

王子製紙苫小牧工場で新聞用紙を製造する「N-5号マシン」を2020年度上期に停止し、年間20万トンの製造能力を削減。段ボール原紙・クラフト紙製造設備に改造した上で21年度に再稼働させる。

冨岡工場(徳島県阿南市)では印刷情報用紙向けの「9号マシン」を19年度末に停止し、年間13万トンの製造能力を削減。王子エフテックス江別工場(北海道江別市)では印刷情報用紙と特殊紙製造の「1号マシン」と特殊紙製造の「4号マシン」を20年度上期に停止し、2台合わせて年間6万トン削減する。

これらにより、グラフィック用紙の生産能力削減量は年40万トン、固定的費用を中心としたコスト削減額は37億円、設備投資額は概算150億円となる見通し。