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ロジスティクス日本貨物鉄道（JR貨物）は28日、今年度からスタートした新たな人事制度に合わせ、本社組織を「本部-部-室・グループ」に、支社組織を「部-室・グループ」にそれぞれ統一する、と発表した。ほかの本社機構改革と併せ、6月21日に実施する。
人事制度改正に伴い、新たな目標管理制度や評価制度を導入することから「今後は人事業務が重要になる」として、人事と総務業務を担う部署としての役割の明確化を目的に「総務部」を人事総務部に改称。「人事制度改正推進室」は人事戦略室へ改称し、新人事賃金制度を含む人事施策に取り組む。
現在の「安全推進本部」は、安全を推進する部門の安全推進部と現場機関を監査する部門の安全マネジメント部の2部体制とし、これらを統括する安全統括本部に改称。
社内の関係部門を有機的に連携させる取り組みの中枢に位置づける鉄道ロジスティクス本部「戦略推進室」を戦略推進部へ改称し、「物流企画グループ」を総合物流推進室に改めて機能強化を図る。また「マーケティングセンター」の調査分析業務と「経営企画部グループ経営戦略室」の業務のうち、鉄道事業を展開するグループ会社の管理業務を移管することで、鉄道輸送を基軸としたグループ全体を統括する部署として取りまとめ役的機能を持たせる。
マーケティングセンターの機能を営業部と組み合わせ、マーケット情勢を踏まえた戦略的営業を推進する体制へ移行。これに伴いマーケティングセンターは廃止となり、営業部門は「営業部」と「環境事業部」となることから、これまで営業系3部門を統括していた「営業統括部」も廃止する。
また本社でインフラ、用地の協議部署（窓口）を一つにまとめ、ノウハウの蓄積と効率的な業務運営を図るため、「用地部」と「投資計画室インフラ改善グループ」を統合し、経営統括本部下にインフラ整備推進部を新設する。
グループ会社との連携強化に向けては、これまで経営統括本部経営企画部「グループ経営戦略室」で行っていた業務を部門別に各部門で担う体制へ移行。これに伴い、ロジスティクス会社や臨海鉄道会社など、多くのグループ会社を担当する鉄道ロジスティクス本部に新設する戦略推進部でグループ戦略室を設ける。
