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SGL、江東区に最新ロボ共有の中小EC向け拠点

2019年5月31日 (金)

拠点・施設佐川グローバルロジスティクスは5月31日、東京都江東区で建設している同社国内最大規模の物流センターに、EC事業者向けの「プラットフォームセンター」を新設すると発表した。

物流倉庫用の設備、システム、スペースを複数のEC事業者で共同利用できる「シェアリング・フルフィルメントサービス」として荷物の保管、梱包、搬送業務にロボットストレージシステム「オートストア」や自動搬送ロボット「EVE」(イブ)などの最新ロボットやIT機器を導入。

多額の設備投資が必要な最新設備・システムを複数の事業者で共有することで、より少ない費用負担でECビジネスを展開できるメリットを提供するとともに、作業効率も従来のロジスティクス業務と比べて20%高める。

この過程で仕分けした荷物は佐川急便(国内)、SGHグローバル・ジャパン(海外)のプラットフォームと連携させ、国内EC市場だけでなく、域外EC向けの配送にも対応する。

プラットフォームセンターを開設する物流センターは鉄骨7階建て、延床面積17万1315平方メートルの大規模施設で、首都圏と国内各地を結ぶ物流ネットワークの重要拠点となることから、都内の好立地にあるハブセンターとしての強みを活かし、センター内に中継センター機能を置く佐川急便やSGHグローバル・ジャパンと連携した輸送体系を整える。

また、佐川急便の営業所と直結した物流施設「SRC」機能によるカットタイム・顧客受注時間の延長や輸送品質の安定化を図り、将来的には当日配送(即配)やリードタイム短縮、コンビニ配送の拠点化も見据える。