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貨物用コンテナ活用した移動収納型電源、NTN

2019年6月4日 (火)

環境・CSRNTNはこのほど、貨物輸送用コンテナに風力・水力・太陽光の3種類の自然エネルギーによる発電装置と蓄電池を格納し、短時間で発電・電力供給が可能なコンテナ収納移動型の独立電源「N3エヌキューブ」を開発した。

災害時に電力供給が困難になった被災地などにトラック・貨物船・ヘリコプターなど複数の手段で移動し、すばやく少人数で設置できるのが特徴。

エヌキューブは、同社が開発した自然エネルギー商品を組み合わせて機動性を持たせたもので、停電した被災地などに容易に移動させて設置し、電力を供給できるようにした。

被災時にいち早く発電し、USBポートを利用してスマートフォンを充電したり、AC100V対応の小型家電製品を利用したりといった用途が考えられる。非常用発電機の多くに必要なカセットボンベやガソリンなどは不要。コンテナ内は備蓄資材を収納する棚を設けるだけでなく、休憩用のベンチや机を設置し、更衣室や授乳室、休憩スペースなどさまざまな用途で活用できる。

N3エヌキューブの仕様
大きさ:12フィートコンテナ
輸送手段:トラック、貨物船、ヘリコプターなど
発電装置:風車:0.5kw、水車:1.0kw、太陽光:0.9kw、蓄電池:8.6kWh
施工工数:2名×1時間
耐久性:風車・太陽光:30m/s、水車:2m/s