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配送マッチングサービス「PickGo」を活用

イオン九州とSB、ネットスーパー配送で協業

2019年7月2日 (火)

国内イオン九州とソフトバンクは2日、イオン九州の店舗からの商品配送を情報通信技術で効率化することを目指し、物流分野で協業すると発表した。

両社は、夜間配送の需要調査として6月からイオンショッパーズ福岡店(福岡市中央区)のネットスーパーに入った注文品を夜間の22時から23時を含む時間帯に配送する実験を行っており、ネットスーパーで22時以降の配送を行うのは日本初の試みだという。今後は地域の配送ドライバーと配送業務をマッチングするシステムの実証実験に取り組む。

実証実験では、協業パートナーであるCBクラウド(東京都千代田区)の配送マッチングサービス「PickGo」(ピックゴー)を活用して地域の登録ドライバーとマッチングすることで、ネットスーパーの保有車両を減らし、コストを削減。急な注文の増加などへ対応力も高めるほか、当日受け取りが求められる生鮮食品の即日配送や夜間配送にも対応することでネットスーパーの利便性向上を目指す。今後はさらに配送対応時間を拡大させるという。

九州エリアは、高齢化の影響で店舗まで日用品を購入しに行くことに不便や苦労を感じる人が増えており、ネットスーパーはその解決手段として高い期待が寄せられている。