アパレル三陽商会は8日、繰越在庫の消化を進めたことで粗利益率が低下したとして、今年度上半期(3−8月)の営業損益が当初予想の黒字(5000万円)から一転、5億円の赤字(前年同期は8億円の赤字)になるとの見通しを発表した。
EC販路が計画を大きく上回り、全社売上を底上げしているものの、主要販路である百貨店を中心とした売上が計画を下回ったことも影響し、これまで予想していた309億円に届かず3億円にとどまる。
これらの下方修正に伴い、最終損益も従来予想の1億円の利益から2億円の損失(前年同期は30億円の利益)へと3億円悪化する。