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IMO理事会、ホルムズ海峡航行船への攻撃非難

2019年7月19日 (金)

国際国際海事機関(IMO)は18日、英ロンドンで理事会を開き、ホルムズ海峡付近で発生した日本の海運事業者が運航する船舶などへの攻撃事案を非難するとともに、同海峡付近を航行する船舶について、日本を含む全理事国の賛成で海運会社に「適切な安全対策の実施」を要請することを決めた。

理事会では、5月12日に発生したフジャイラ沖のタンカー4隻の被害と、6月13日に発生したホルムズ海峡付近での日本関連船舶などの被害でなされた不法な攻撃を非難するとともに、海運会社などに「適切な安全対策を常に実施する必要性、重要性」を改めて呼びかけることのほか、船舶の安全対策の見直しと、この海域を航行する船舶に関して「安全上のリスクの高まりに対処する必要な対策」をとる必要性を強調した。

日本は攻撃を受けた事案について「国際社会の平和と繁栄を脅かす重大な事案として受け止め、船舶を危険にさらすこのような行動を断固非難する」ことを国際社会に呼びかけた。国土交通省では「関係省庁、関係機関とも連携して我が国関係船舶の安全運航の確保に取り組む」としている。